所長挨拶


 令和5年度 所長挨拶

 留萌管内教育研究所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 新年度を迎え、3ヶ月あまりが過ぎました。新入生として校門をくぐった子どもたち、学年が一つ上がった子どもたちが、日々の学びに目を輝かせている様子が目に浮かびます。また、新型コロナウイルス感染症の5類への移行や様々な規制の解除に、明るい春を実感している方も多いのではないでしょうか。
 さて、本研究所は、留萌管内の8市町村をスポンサーとする教育研究団体です。管内の子どもたちを健やかに育むことを目標に、先生方の学びを支え、後押しをすることを使命としています。
 教育公務員特例法に「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」と示されているとおり、研修は教員にとって決して背を向けることのできない営みです。一方で、国を挙げて働き方改革が進められるほど過酷な勤務環境の中では、時間的にも、意欲の面からも、研修に対する熱を保ち続けることは容易ではありません。加えて、すべての学校が小~中規模である留萌管内にあっては、研修にマンパワーを集中させるゆとりもありませんし、経験豊かな人材を必ず充てられるとも限りません。効果的で質の高い研修を学校がすべて「自前」でプロデュースすることは、非常に難しいと言えるのです。
 そのような留萌管内だからこそ、本研究所を大いに活用していただきたいと思います。研修講座については、先生方や学校のニーズを踏まえて内容を工夫して参ります。また、教育情報の発信については、広報誌等の紙媒体に加えホームページの充実を通して、研修資料や動画など「使える」「役立つ」内容を提供して参ります。
 今年度から、新しい研修制度も始まります。先生方には、本研究所の研修講座や、発信する教育情報を積極的にご活用いただきたく思います。また、校長先生・教頭先生方におかれましては、自校教員へ受講勧奨する際の選択肢の一つに加えていただければ幸いに思います。
 私たち留萌管内教育研究所は、「共に歩み、共に育つ研究所」という指標と「現場ファースト」の合い言葉を現在の教育情勢を踏まえて再解釈し、活動や業務内容に具体化して参ります。所員が一丸となって歩みを進めて参りますので、本研究所へのご理解とご支援をお願いいたします。