令和7年度 所長挨拶
所長を務めます留萌市立港北小学校長の熊倉一弘です。令和7年度がはじまり、すでに3か月が過ぎました。
本研究所の今年度の活動も皆さんのご助力をもって、当初描いていた軌道に乗りつつあります。今後も状況の変化に応じつつ修正を加えながら、確実な事業の推進を図っていきたいと考えています。
さて、留萌管内教育研究所は、管内の子どもたちの未来を見据えた資質・能力の育成に向けた授業改善の推進に資することを使命としております。
そのために、①留萌管内の子どもたちの学習状況に応じた授業改善の提案、②管内教職員の授業力の向上を支援する研修の場の提供、③活動成果の管内への発信などの活動をとおして、児童生徒の資質・能力の向上を実現する学びを提言していこうと考えています。
今年度は、2年次目を迎えた「子どもに委ねる授業づくり」の研究テーマにもとに、現時点において、学習指導要領の趣旨の実現を踏まえ我々が留萌管内では最先端と思われる授業モデルの開発普及を目指します。
さらに昨年度から留萌教育局と共同で内閣府戦略的イノベーション創造プログラム事業を進めております。それを踏まえ研究所独自にバーチャルオフィス試行実施事業を立ち上げ、管内各教育委員会の協力を得つつ留研版society5.0の実現を目指します。力の限りを尽くして、留萌の教育現場の今をしっかり捉え未来を見通しつつ実践研究を進めて参ります。
私たち留萌管内教育研究所は、平成7年の開設以来「共に歩み、共に育つ研究所」を運営の指標として掲げ、留萌管内小中学校のすべての教職員の役に立つ実践研究を進め、研修の場をつくってまいりました。教育の最前線で日々の授業改善や自らの力量向上のために奮闘している先生方のニーズと期待に応えるため、今年度も精一杯力を尽くしてまいりますので、ぜひ各学校の現状に応じて研究所を大いに活用していただければ幸甚に存じます。