令和6年度 所長挨拶
留萌管内教育研究所のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
今年度より所長を務めます留萌市立港北小学校の熊倉一弘です。春らしい陽気に誘われて、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。その声からは、この留萌の地で、自らの夢の実現に向けて力強く歩み出そうとする喚起を強く感じます。新学期を迎え、管内各校においては、逞しい子どもたちの笑い声を追い風に順調なスタートを切っていることと思います。
さて、留萌管内教育研究所は、管内の子どもたちの未来を見据えた資質・能力の育成に向けた授業改善の推進に資することを使命としております。
そのため、①留萌管内の子どもたちの学習状況に応じた授業改善の提案、②管内教職員の授業力の向上を支援する研修の場の提供、③活動成果の管内への発信などの活動をとおして、児童生徒の資質・能力の向上を実現する学びを提言していこうと考えています。
今年度は、「子どもに委ねる授業づくり」をテーマに研究活動を進めます。これからの時代を生きる留萌管内の子どもたちには、自ら課題を発見し、他者と協力しながら解決を図っていく力の育成が強く求められています。そのためには、令和3年度に実現した子ども一人一台端末の積極的な活用を前提に、すべての子どもが自らの学習を調整しながら自己決定しつつ学んでいくことができるよう学習指導の工夫を図る必要があります。力の限りを尽くして、留萌の教育現場の今をしっかり捉え未来を見通しつつ実践研究を進めて参ります。
私たち留萌管内教育研究所は、平成7年の開設以来「共に歩み、共に育つ研究所」を運営の指標として掲げ、留萌管内小中学校のすべての教職員の役に立つ実践研究を進め、研修の場をつくってまいりました。教育の最前線で日々の授業改善や自らの力量向上のために奮闘している先生方のニーズと期待に応えるため、今年度も精一杯力を尽くしてまいりますので、ぜひ各学校の現状に応じて研究所を大いに活用していただければ幸甚に存じます。