留萌管内教育研究所

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令和4年度

  留萌管内教育研究所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

   新年度を迎え、二ヶ月あまりが過ぎました。新入生として校門をくぐった子どもたち、学年が一つ上がった子どもたちが、日々の学びに目を輝かせている様子が目に浮かびます。依然として新型コロナウイルス感染症の脅威は去りませんが、先生方や教育に関わる全ての方々の努力により管内教育の歩みが進められていることに改めて敬意を表したいと思います。

 さて、小学校・中学校ともに学習指導要領が完全実施となり、「新」との表現もそぐわなくなりました。各学校では、この趣旨を教育活動全体、そして一つ一つの教室において実現するべく、研鑽を重ねられていることと思います。言うまでもなく、研修は教師にとって重要な営みです。教育情勢や社会情勢が刻々と変化する中にあって、アンテナを高くはり、自校の教育活動や自身の授業を常にアップデートしていく…。これまでの経験と研鑽によって形作られた授業を、教育要請というフィルターを通して見つめ、必要な改善を施していく…。まさにスクラップアンドビルドであり、終わることのない営みです。一つところにとどまることが許されない、教職の大変さを実感します。

 一方、研鑽を積みたくても時間的な余裕がないことも事実です。現在、働き方改革が進められていますが、本来的業務に向き合える時間を創出できたと言い切ることのできる学校は決して多くはないでしょう。しかし一方で、当研究所が昨年開催した6回のオンライン研修講座には、のべ200人、一つの講座に平均で30人以上もの参加がありました。時間や距離といった障壁が下がることで、管内の先生方の研修意欲の高さが浮き彫りになったとも言えます。

 高い研修意欲をもつ先生方のニーズに応えるべく、私たち留萌管内教育研究所は、「共に歩み、共に育つ研究所」という指標と「現場ファースト」の合い言葉に今一度向き合い、先生方の「役に立つ」存在であるよう努力して参ります。学習指導要領の翻訳者、価値ある学びの場の提供者、有益な情報の発信者としての役割を果たせるよう、所員が一丸となって歩みを進めてまいりますので、当研究所を大いに活用いただきますようお願い申し上げます。

  令和4年4月

留萌管内教育研究所長 村 元 隆 一